メディアミックスとは?クロスメディアと何が違うの?
今、一つのメーカーさんでも、テレビCMや雑誌、WEBサイトやスマホサイトなど、さまざまなメディアを活用して広告を配信していますよね。テレビCMに気になる商品が出たとき、みなさんはどうしてますか?私は思わずスマホでググっちゃってます!
そんなメディアの相乗効果が狙えるメディアミックスやクロスメディアという戦略に注目が集まっています。でも、メディアミックスとクロスメディアって似て非なるものなんです。その違い、分かりやすく解説しますねっ!
まずはメディアミックスを正しく理解しておきましょう。メディアミックスとは、テレビCMや雑誌広告の効果をより一層高めるために、インターネットや街や電車内の広告など、複数のメディアをプラスで活用することをいいます。朝のテレビCMの効果を上げたい!といった場合に、電車の中吊り広告に出稿して、通勤中のビジネスマンにさらにアピールするなどの方法が良い例。
基本的に、一つのメディア広告の効果を高めるために、他でも露出するという考え方がメディアミックスです。
でも、それって「クロスメディア」と同じじゃないの?と思ったあなた!そう、確かに似ているんです。でも、クロスメディアの定義はちょっと違います。
クロスメディアとは、複数のメディアを組み合わせて、互いの相乗効果を狙うことをいいます。いまいちピンとこないあなたのために、もうちょっと詳しく解説しますねっ!
1.マスメディアと全部のメディア、どちらを重要視するか
メディアミックスとクロスメディアの大きな違いは、まず、何を重要視しているか、中心にとらえているかということです。メディアミックスの中心は、あくまで、テレビCMや雑誌広告などのマスメディア広告。一方、クロスメディアは、主にインターネット上において、あらゆるメディアを対等に扱うことなんです。
メディアミックスは、マスメディアに他のメディアをプラスしていく「足し算」発想、クロスメディアは、複数のメディアを組み合わせて効果を上げる「掛け算」発想といわれます。
2.広告かマーケティングか
もうちょっと分かりやすくいうと、メディアミックスは広告戦略、クロスメディアはマーケティング戦略といった感じです。
メディアミックスでは、テレビCMでも雑誌広告でもWEB広告でも、基本的には同じ情報を発信します。これは、さまざまなメディアと接触する人たちに対して、広くPRするためです。
一方、クロスメディアは、テレビCMとWEBサイトでは異なる一面を見せるといったことをします。テレビCMではあまり多くのことは言わず、WEBサイトでより詳しい商品の説明やCMの裏話など、同じ人が見ても楽しめるように展開するのです。つまり、クロスメディアは、消費者の人たちと複数のメディアを通して、コミュニケーションを取り続けようとしているのですね。
メディアミックスとクロスメディアの違い、分かったでしょうか?
似ているとはいえ、まったく別の内容ですよね。いずれにしても、複数のメディアを有効活用すると良いことには代わりありません!ぜひどちらもチャレンジしてみてくださいねっ!