コミュニケーション戦略のプロであるアカウントプランナーの仕事とは?
広告やキャンペーンを手掛けている人たちは、消費者に向けて日々アピール活動を行っていることでしょう。でも、自分たちが意図したことがきちんと伝わっていないと感じることも多いと思います。人に何かを伝えるのは、難しいことですよね。
そんなときに重要になるのが、消費者心理を深いところまで理解すること。成功のカギはこれに尽きますよね。そんな重要な活動の中心となって働くアカウントプランナーという仕事について、今回は詳しく見てみましょう!
広告業界のアカウントプランナーは、主に広告代理店などの広告会社の中で、アカウントプランニングを行う人のこと。アカウントプランニングとは、消費者にとって、その商品やブランドに対してどんな印象や思いを持っているのかを、消費者の視点から探り、消費者心理・消費者インサイトを掘り下げることから始まります。そして、消費者インサイトを使って、企業側が消費者とどのようにコミュニケーションを取っていくかの戦略を立てるんです。
よく「企画営業」とも呼ばれますが、ただ企画を立てるだけでなく、消費者視点でものを言い、提案し、最後までその視点を守り抜くことが仕事というわけですね。
アカウントプランナーは、広告会社の中で、消費者インサイトを発見し、それに基づいてコミュニケーション戦略を構築して提案します。その資料は社内で共有され、アカウントエクゼクティブが広告主に提示します。アカウントエグゼクティブとはいわゆるマネジャーのことで、広告主に対して、スケジュール管理や予算配分などの具体的なやりとりをする立場の人です。
アカウントプランナーは、社内でクリエイティブ・ブリーフを作って共有する重要な役割があります。
広告の戦略プランが広告主に承認されれば、社内のクリエイティブスタッフたちに、その戦略を理解してもらわなければなりませんよね?そんなときに、理解してもらうために作成する資料が、クリエイティブ・ブリーフと呼ばれるものです。もちろん、プロモーションチームにも共有する必要がありますよ。
アカウントプランナーは、まさに消費者と広告会社との間で、橋渡し的な立場です。消費者インサイトからぶれないようにすることも重要な仕事ですね。
いつでも消費者目線を持ち、広告主さんの役に立ちたい!という人は、ぜひ志してみては?