宣伝カーのデザイン制作って誰が担当するの?
どうやって、宣伝カーのあの大きな看板ができる?
宣伝カーの大きな看板。印刷?それとも?誰が、どうやって製作しているのか、どうやって取りつけているのか、疑問に思ったりはしないでしょうか。
実は、宣伝カーのあの大きな広告面は“FFシート”と呼ばれる素材で製作され、“クイックジップ”といわれるもので取り付けられているのです。聞いても、何のこと?ということかもしれませんが、意外にも身近なところで見つけることができます。
それは、デパートやショッピングモールの屋上などにある看板などにも“クイックジップ”が使われているのです。宣伝カーだけのことではなかったのです。
そうだったのか!宣伝カーのデザイン製作
依頼者が宣伝カー業者に発注をいただく際に気になるのはデザインでしょう。持ち込み(完全データで入稿)でも、業者製作でもどちらでも受け付けています。作業は、大型インクジェットを使って“FFシート”と呼ばれる素材や塩ビ光沢フィルム素材に印刷していきます
入稿データの有無から始まるデザイン製作
デザインは、入稿データの有無から始まります。持ち込みがある場合、すぐ印刷可能な状態である完全データでの入稿が間違いない納期のために必要です。業者製作の場合は、一般の広告と同様に、デザイナーとの打ち合わせから入ります。
デザイン印刷には、アメリカからやって来た、“FFシート”が主流
昔は粘着シートの使用でしたが、今ではアメリカで開発された特許製品“KWIK ZIP™”という素材を使用しています。宣伝カーの内側からの照明(内照式)や、外側からの照明(外照式)で光を当てると、とてもキレイに映える素材で、耐久・耐水性もある実用性を兼ね備えていますから、電飾系屋外看板にはうってつけなのです。
広告面を取り付けるための “クイックジップ”
大型トレーラーといったらアメリカ。そんなアメリカから生まれた、簡単な広告取り付けシステムが“クイックジップ”になります。以前は取り付ける手間の割に、外れやすい、破れやすい、落下しやすいというありがたくない欠点がありましたが、“クイックジップ”導入によって解消されました。しかも、ローコストですから、依頼時の選択基準としてもよいでしょう。
予算にプラス、マイナスでその他の素材に印刷も可能
屋外広告に使用されるその他の素材として、印刷シートをアクリル板に貼り付ける電飾用塩ビシート、透明塩ビシート、クリスタル塩ビシート、風に強いメッシュ生地のターポリンなどもあり、アドトラックの種類、予算によって“FFシート”以外でも印刷が可能です。
音も必要なら、音源をCDかDVDで持ち込むか、業者製作となります。最近では、印刷ではなく、LEDビジョンを搭載した広告面もあり、動画とBGMが同時に流せることが特徴になっているため、夕刻から夜間にかけてのPRに、一層のインパクトを与えることができるようになっています。